基本呼吸法 (完全呼吸法) |
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この呼吸法は、呼吸コントロール法と各種のプラナヤーマ(呼吸)法の基本となるものです。 完全呼吸法は、肩、首の力が抜け、腰と腹に力が入り、呼吸が深く、吐く息に力がこもっています。 不完全な呼吸は、浅く、短く、不ぞろいで疲れやすい呼吸です。長い呼吸は長生きに通じます。 基本呼吸法のように静かで深く、長く、ゆったりとしたリズミカルな呼吸が行えることが大切です。 |
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◆やり方◆ 1.正座、安定座またはヨガ座で座ります。印を作り両膝の上におきます。 目は半眼にしてあごをひき、背筋を伸ばします。 2.意識をへそ(丹田)において、腹をゆっくりと力を込めて、引っ込めながら、息を十分に吐きます。 それにつれて、腹部全体が背骨に引き寄せられます。姿勢は少し前かがみになります。 3.息を十分に吐ききったところで息を少しだけ止めてから、緊張していた腹の力を緩めていき、 それと同時に鼻から息を吸い腹は少し膨れていきます。 4.腹が自然にふくれたところで、今度は胸を広げながら、息を下肺、中肺、上肺部とゆっくりと十分に入れます。 このときあごを少し上げて胸を突き出す感じで行います。肩に力が入っては行けません。 5.胸の上肺部まで十分に息を吸い込んだら、あごを引いて少しだけ息を止めてから、 今度は静かにゆっくりと息を吐き出していき、それと同時に広がった胸はゆっくりと縮んでいきます。 6.息をはいたところで一回とし、2から始めて繰り返します。 ◆注意とポイント◆ この呼吸は2〜3では腹部で(横隔膜の運動)で行われ、4〜5では胸かくで行われています。 2〜6はリズミカルになめらかに行うことが大切です。吸息(プラク)と吐息(レチャック)の時間の割合は1対2とします。 無理の無いように少しずつ吸息と吐息の時間を長くしていきます。長い呼吸が出来るようになったら、一回に行う呼吸の 時間を20秒間かけて行えるようにします。一度に行う回数は5〜10回繰り返します。 丹田とはへそと第3腰椎と肛門とを結んだ三角形の中心点で、へそ下5センチあたりをさします。 ◆効果◆ 血液中の酸素の量を増し、心臓の働きを整え、血圧を下げます。頭の働きが活発になります。 心身がくつろぎ、心が落ち着いてストレスが解消されます。 |