シャバ・アサナ
(くつろぎのポーズ)
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シャバは「死骸」という意味で、アサナはポーズのことです。このポーズの目的は死体を真似ることです。
意識をはっきりさせたままで、しばらくの間、動かずに心を静かにさせることにより、
心身を完全に弛緩させます。一見やさしそうですが修得のもっとも難しいポーズです。
上向きのくつろぎと、うつ伏せのくつろぎの二つのやり方があります。
     ◆やり方◆その1−上向きで
    1.床に上向きにねます。足は腰幅に開き、手のひらは上向きにして、腕は体側30度に開きます。
    背骨をまっすぐにして、目を閉じます。身体は動かしては行けません。
    2.全身をゆったりとさせ、頭から足先の方向に全身を弛緩させることに意識を集中させます。
    できるだけゆっくりと深い呼吸をしながら5〜10分間くつろぎを保ちます。
    3.ゆっくりと目を開けて、意識がはっきりしたら、少し息を吸って軽く手を伸ばし、
    ついで息を吐きながら、もとにもどします。
    このようにして弛緩した身体を目覚めさせてから、ゆっくりと上体を起こします。
     ◆やり方◆その2−うつ伏せで
    1.このくつろぎのポーズは、他のうつ伏せのポーズの後で行います。
   2.どちらかの頬を床につけ、脚は腰幅に開き、手のひらを上向きにして、腕は体側30度に開きます。
    目を閉じて、全身をゆったりとさせ、頭から足先の方向に全身を弛緩させます。前身の緊張がとれるまでくつろぎます。
     ◆注意とポイント◆
      ヨガのポーズを行った後では、必ずこのくつろぎのポーズを行います。背骨をまっすぐにしたくつろぎをするには、
   床から腰を浮かして、その腰を左右へ平行にゆすり中央で下ろします。次ぎに床から胸と肩を上げて下ろします。
   (上向きの場合)目は薄く閉じ、口は少し開いて顔面を弛緩させます。よくくつろげる時にはエネルギーが
   後頭部からかかとに向って流れるように感じられます。くつろいでいる間につい眠り込んでしまうことがありますが、
   それはほどよい疲れと、全身が弛緩されたためですが、眠り込んでしまうとより深く全身を弛緩させることができません。
   ◆効果◆
      このくつろぎのポーズを行うことによって、他のヨガのポーズの効果が得られます。
上向きで うつ伏せで