俳句('01年度): |
4月分; 花団子釈迦も遊びの道具なり 老いらくは白髪整え春の風 山肌に桃白残し春の行く 5月分; 牡丹散るドサリと落ちて静かなり 五月晴夕日真っ赤に沈み行く |
'00/06/0 6月分; 無量寺や一花残してかきつばた 老木に緑いただきありがたや 二花咲きて年の真中夏椿 |
7月分; 鬼ヤンマ訪れ半紀思い出す 水涸れて赤むつヒラリ郷の川 合歓の花ここにも咲きて柿野路 8月分; 風の音ゲンノショウコの爽やかさ 刈り取りし草めらめらと秋の風 9月分; 虫達も疲れはじめる秋彼岸 時の来て君は来ざりし萩の散る 10月分; 残月や西の空から朝が明け 秋の花咲き乱る庭なほさみし 11月分; 薮柑子白鷹城に今栄える 12月分; 凍て薮にギシギシギシと日の昇る 大根抜く薄化粧した山白く |