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Fast up date:'03/01/14;Last up date:'16/02/25
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俳句('02年度): |
12月分 |
茶に侘びて錦の山の冬化粧 |
浄泉寺ヒガンザクラの美しき |
木枯らしは官庁街を吹き抜けぬ |
11月分 |
桜葉の散りて赤きぞ先の蔭 |
冬の川白黒鵜鷺集まりぬ |
みそさざい今年も庭に訪ね来し |
10月分 |
野菊咲く祭りの道の傍らに |
草愛でて秋の日過ごすわび住い |
穴だらけ白さい美味く冬近し |
9月分 |
西の窓明月の来て朝明けぬ |
秋みどり坊主三人髪黒き |
7月分 |
西施舞ういかづち鳴りてあと静か |
4月分 |
大杉の磐をいだきて春の道 |
すみれ咲く山道歩き木の根踏む |
雲珠桜琴の幻聴茶をすする |
3月分 |
鶯に導かれ来し君が郷 |
菜の花に富士の山見ゆ朧なり |
石楠花の赤燃え心そぞろなり |
2月分 |
思いびとキリキリキリとめじろ鳴く |
花の芽は一つだけあり薮椿 |
薮椿一輪散りて遠い人 |
1月分 |
アオジ鳴く浦山の道懐かしき |
初に活く折れ水仙の心して |
黒塗りのバイク走らす冬の道 |
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